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だい
第16課 かつて日本は公害列島と言われた
おとず
わたし
か
め
みは
こうそう
はやし
かにほんこうがいれっとうい
15年ぶりに上
こうか
ねんしゃんはい
海を訪れた私は、その変わりように目を見張った。高層ビルの林、
くるま
こうずい
か
あいか
しんごう
高架の高速道路、そして車の洪水。しかし、変わらぬものもあった。相変わらず信号
かま
みち
わた
ひとびと
む
め
さ
いた
のど
こうそくどうろ
にお構いなしに道を渡る人々の群れだ。それにしても目が刺すようにチクチク痛い。喉も
いた
痛む。晴れにもかかわらず遠くのビルが霞んで見える。これは大気汚染のせいだろうか。
め
のど
いた
きおく
ねんだい
とうきょう
はとおびるかすみたいきおせん
この目や喉の痛みには記憶がある。70年代はじめのころの東
ひかりかがく
京がそうだった。あの頃は、
か
こ
ころ
光化学スモッグ警報が出る度に、校庭の子供たちが教上
じたい
とじょうこく
こうがいもんだい
けいほうでたびこうていこどもきょうしつ
室に駆け込んだものである。
ひと
しゃんはい
海のような事態は、途上国の公害問題として地球環境問題の一つに
あ
にほんこうがいれっとう
い
にほん
たいきおせん
ちきゅうかんきょうもんだい
も取り上げられているが、日本公害列島と言われたころの日本もそうだった。大気汚染、
すいしつおだく
と
水質汚濁、ゴミ問題、地盤沈下、騒音残念でならないのは、どうして中
ちゅうごく
にほん
もんだいじばんちんかそうおん・・・
…まったく今の上
ふ
いましゃんはい
海と変わりがない。
か
ざんねん
国が日本の轍を踏むようなことをするのかということだっ
てつ
た。
日本には苦い経験がある。高度経済成長は各地に重化学工業地帯を
たんじょうにほん
にが
けいけん
こうどけいざいせいちょう
かくち
じゅうかがくこうぎょうちたい
誕生させたが、工
こうじょう
場からの排水や煤
おせん
はいすいすすけむり
煙は、周辺地域の空気や水を
表
例が水
みなまたびょう
しゅうへんちいきくうきみず
じゅうきんぞく
重金属や化学物質で汚染した。その代
みなまたこうじょう
かがくぶっしつだいひょうれい
俣病である。
ありあけかい
くまもとけんみなまた
熊本県水俣のチッソ水
うお
俣工場の工場排水に含まれた有機水銀が有明海の
ぎょみん
からだ
むしば
あいちけん
ふくゆうきすいぎん
みなまたわん
水俣湾を汚染し、その魚を食べた水俣の漁民たちの体を蝕んだのである。愛知県
こうぎょうちたい
で
すすけむ
くうきおせん
よっかいちぜんそく
よ
たみなまた
の四日市では、工業地帯から出る煤煙による空気汚染で「四日市喘息」と呼ばれる
こきゅうきしょうがい
呼吸器障害が起こり、多くの子供達が苦しんだ。新潟県の安中市では、昭和電工安中工場の排水よる新潟水俣病が発生した。富山県でも
かみおかこうぎょうじょ
おせん
びょう
はっせい
はいすい
にいがたみなまたびょう
はっせい
とやまけん
おおおこどもたちくるにいがたけんあんなかし
しょうわでんこうあんなかこうじょう
じんづうがわ
神通川の神岡鉱業所のカドミニューム汚染によるイタイイタイ病が発生した。
よっ
ちいき
こうがいかんじゃ
じゅうみん
これら四つの地域の公害患者や住民たちが起こした行
おぎょうせいそしょう
政訴訟は4
1
だいこうがいさいばん
大公害裁判と呼ばれるが、それ以外にも全国各地で患者たちの裁判闘争が展開された。そして、これらの反公害闘争こそが、1967年に「公害対策基本法」
せいりつ
ねん
かんきょうちょう
はんこうがいとうそう
ねん
こうがいたいさくきほんほう
よいがいぜんこくかくちかんじゃさいばんとうそう
てんかい
を成立させ、1971年に環
そしょう
すうねん
およ
境庁を設置させる原
げんこくがわ
せっちげんどうりょく
動力となったのである。しかし、
おお
かんじゃ
訴訟は、数年に及ぶものとなり、原告側が勝訴したときには、すでに多くの患者た
な
きぎょう
せきにん
みと
しゃざい
ばいしょうきん
しょうそ
ちが亡くなっていたのである。企業は責任を認めて謝罪し、賠じた。しかし、いくら賠
げんこく
ははおや
ばいしょうきん
償金の支払いにも応
もど
しはらおう
償金をもらっても、失われた健康と命が戻ってくるはずが
こども
いえい
だ
めい
かえ
きぎょう
つ
よ
うしなけんこういのち
ない。原告の母親が死んだ子供の遺影を抱いて、「命を返せ」と企業に詰め寄っている
すがた
し
姿が、今も目に焼きついている。
おお
こうがいかんじゃ
とうと
ぎせい
うえ
かくりつ
いか
いまめや
こうして多くの公害患者の尊い犠牲の上に確立されたのが、以下のような
こうがいぼうし
公害防止のための四原則だった。
おせんしゃふたんかんきょう
よんげんそく
? 汚染者負担:環
すべ
境を汚染したものが責任をとり、汚染の除去に必要な費用の
おせんせきにんおせんじょきょひつようひよう
全てを負担する。
むかしつせきにんせいきぎょう
こい
かしつ
そんがい
たい
ばいしょうせきにん
ふたん
? 無過失責任制:企業に故意や過失がなくても、損害に対しては賠う。
? 総量規制:従
ふ
そうりょうきせいじゅうらい
償責任を負
お
来の濃度規制では、生産規模が拡大したときは排
そうりょう
のうどきせいせいさんきぼかくだいはいしゅつりょう
出量は
増える。そのため有害物質は総?
かんきょう
ゆうがいぶっしつ
量を規制する。 響
評
価):開発による環
かいはつ
かんきょう
きせい
環境アセスメント(環
よそく
ひょうか
かんきょうえいきょうひょうか
境影境への影
えいきょう
響を
ちょうさ
調査・予測・評価し、公
わたし
いま
じもん
こうひょう
表することを義務づける。
しぜんかんきょう
こわ
わたし
て
い
ぎむ
私は今、自問する。かけがえのない自然環境を壊してまで、私たちが手に入れた
ゆた
いまわたし
す
とうきょう
がる「豊かさ」とは、いったいなんだろうか、と。今、私が住む東
とうきょうわん
京の空にも星が見え、
ぷーとんくうこう
む
そらほしみ
東京湾にも川にも魚が戻りつつあるが、私はタクシーに乗って浦東空港に向かい
おも
じゅうたい
かわうおもどわたしの
ながら、そんな思いにふけっていた。それにしてもなんという渋ぶやいた。「これは道路じゃない。細長い駐
どうろ
ほそなが
ちゅうしゃじょう
滞だろう。私は思わずつ
わたしおも
車場じゃないか。」と。
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